グレーゾーン金利、「9.2%の差」って具体的にどんな内容なの?

グレーゾーン金利、「9.2%の差」について解説します。

・「9.2%の差は利息制限法と出資法の違い

サラ金問題が社会問題化していた当時、ほとんどのサラ金の金利は29.2%でした。

その当時、法律として利息制限法があり、利息制限法には15%~20%といった上限金利が設定されていたのですが、利息制限法には「当事者が同意したら上限より上でもいい」といった抜け穴がありました。

殆どのサラ金は、この抜け穴を利用し、契約書で同意したかのようにして、利息制限法以上の金利をとっていたのです。

利息制限法の他にも出資法と言う法律が存在し、出資法では29.2%を超えると罰則対象となります。

利息制限法の20%と出資法の29.2%の差を「9.2%の差」と呼ぶわけです。

・最高裁での判決が契機に、「9.2%の差」は消滅

「9.2%の差」を争って、債務者が利息制限法を無視する契約の有効性を最高裁判所まで争いました。

最高裁判所は、契約で同意していたとしても、同意しなければ貸さないのであるのだから、この同意は無効であるといった画期的な判決が出されました。

ここの判決によって、「9.2%の差」は違法であると正式に確定し、消滅します。

「9.2%の差」を利用して高利を貪っていた消費者金融は、今までの契約で結んだ「9.2%の差」分の金利を債務者に返さなければいけません。

いわゆる過払い金の請求時代の到来です。

過払い金の請求は、当時業界シェア1位の消費者金融が倒産するなど業界を消滅に近い再編をもたらしました。

現在は「9.2%」の差は解消され、どの業者でも利息制限法を守っています。

もし昔「9.2%の差」で借り入れをしていて時効が過ぎていないようなら、過払い金請求を検討してみるといいでしょう。

請求内容は弁護士など法律家でなくても可能です。

思わぬお金が返ってくるかもしれません。

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